金曜日, 9月 29, 2006

「E85燃料」対応車-ハイブリッド車との競合

「E85燃料」は15%のガソリンと85%のエタノール混合物を意味する表現ですが、米国・欧州では化石燃料使用を削減する、環境に優しい持続可能な燃料として注目されています。

従来からエタノールを混合することで、ガソリンのオクタン価が向上して燃焼効率が改善することは認識されていて、ハイオクガソリンとして販売されています。しかしエタノールは、ゴム・プラスチック製品に対して腐食性があること・潤滑性が無いことから、ホース類・燃料ポンプ等の耐久性が問題とされ、世界的には10%程度、日本では3%の含有率が安全であるとして制限していました。

アメリカでは、燃料タンク、配管等へのエタノール適合材料の使用することで、それらの難点を克服する対策がなされ、一気に85%混入させた「E85燃料」対応車が脚光を浴びることになりました。

日本ではハイブリッド車のみが脚光を浴び「E85燃料」対応車開発の動きも無い様ですが、廃材チップ等を使ったバイオマス手法によるエタノール生産が工業的に確立されるなら、環境保護の観点からも競合して来るものと期待されます。ハイブリッド車の2次電池寿命は長くなく、将来廃棄処理法が問題になると思っていますから・・

エタノールは他の燃料と比べても引火性が高く、煤も無く綺麗に燃焼する。従って、運輸面における環境に与える好影響は注目されており、(日本国外では)公共バスの燃料として使用されている。しかし純粋なエタノールはゴムやプラスチック機器を腐食することが明らかになっており、無改造の自動車エンジンでは使用できない。加えて、エタノールは普通のガソリンに比べオクタン価も高く、エンジンの点火タイミングの変更も必要である。
アメリカの自動車の大多数は改造無しにE85燃料で走行できる。大部分の車種がライトトラック(ミニバン、SUV、ピックアップトラック)の為である。このような自動車は"dual fuel vehicles" または "flexible fuel vehicles"と呼ばれ、自動的に燃料のタイプを検出し、エンジンシリンダー内の燃焼方式を変えて燃料の変化を補償する。トリオニック・マネジメントとも呼ばれるシステムは、給油毎に燃料の品質をモニタリングし、E85とガソリンとのいかなる組み合わせに対しても自動調整を行うことから、「E85燃料」が入手できないときにはガソリンを使用すれば良いことになる。

ブラジルとアメリカ合衆国では、サトウキビとトウモロコシ穀物由来のエタノールの自動車燃料への使用を政府の計画として促進している。トウモロコシ穀倉地帯の州は、1973年に起こったOPECによる石油輸出禁止の後でトウモロコシ由来のエタノールに補助金を与え始め、1978年制定のエネルギー税制度は、バイオ燃料の物品税免税を承認した。物品税免税だけでも年間14億US$と見積もられている。1986年に連邦政府のローン補償政策はエタノール植物の基盤を作り、無税トウモロコシによるエタノール生産を奨励した。
オクタン価で110の値を持つエタノールは、ガソリンに比べても遥かに勝っており、危険な他の添加物も不要となる利点がある。なお且つ、エタノールはガソリンの蒸気圧を増大させるので、大気中への揮発性物質の放出の増加は、鉛、ベンゼンあるいはMTBEといったものよりはるかに少なくなる。

超臨界流体技術

二酸化炭素削減、廃プラスチック処理等の環境管理を実施しないと地球は末期的症状から脱し得ないとされています。環境管理はReuse=再利用、Reduce=使用削減、Recycle=再商品化、Reject=使用拒否の4原則で進められています。
しかし、大量消費時代に使った廃プラスチックは埋め立てられ分解もされず地中環境を悪化させています。焼却処分すれば猛毒のダイオキシンが発生しますし困りものです。又有毒で保管されているPCBも、何とか処理しなくて行けません。次世代への先送りは許されないのです。

10年も前から注目され、漸く日の目を浴びている超臨界流体技術は二酸化炭素削減、有機溶媒使用削減、有害有機材分解等への切り札かも知れません。
超臨界流体とは、気体と液体が共存できる限界の温度・圧力(臨界点)を超えた状態にある特異な流体。特に注目されますのは私達が通常使っています水・水蒸気、二酸化炭素(炭酸ガス)で、水の場合は22.1MPax374℃、二酸化炭素の場合は7.4MPAx31℃を超えた領域で超臨界状態となります。
超臨界流体は、入り込む気体の性質(拡散性)と、成分を溶かす液体の性質(溶解性)を持っていますので、環境/医薬品分野での有機溶媒の代替としても利用でき、環境に優しい技術として注目を浴びています。

二酸化炭素の場合は常温・中圧で超臨界を実現出来ますので、実用化が進んでおり、先日テレビニュースでの特集紹介もありました。

TLO(技術移転機関)東北テクノアーチは、特許「超・亜臨界流体処理システムおよび装置」をオートランドリータカノ(仙台市)に技術移転し、その製品第一号が2005年春に実用化される。ドライクリーニング企業のオートランドリータカノは、従来の石油系や塩素系溶剤の代わりに二酸化炭素の臨界流体処理を用いるドライクリーニング手法を利用する製品を開発、まもなくクリーニング事業で利用し始めるもの。

これで、従来有機溶媒によるドライクリーニングに寄せられた、「費用が高い」「革製品が硬くなる」等の苦情が無くなるものと期待されています。
超臨界水利用は1990年代中頃から始まっていますが、高温・高圧でしか実現できず、特有の取り扱い難さを伴って進展はなかなかの様です。
使用範囲が広いのですが、特にプラスチック処理・ダイオキシン分解等での実用化開発の進展に期待しています。現在大型化と高温化が進むごみ焼却場ですが二酸化炭素低減対策とはならず、環境にも優しい超臨界水利用が望まれます。環境保全の有利性:燃焼処理とは異なり、ダイオキシンやNOx等は発生しません。無害化への挑戦:PCBやダイオキシンなどの難分解性物質も分解出来ます。
しかし、実験室段階を経て、この技術で現在のごみ焼却場のような大型プラントが実現するには相当時間が掛かりそうだと思わざるを得ませんが・・

尚、近頃、題になっているウォーターオーブン家庭用調理器ですが、これは超臨界水では無く単なる加熱水蒸気を使ったものですので、技術的難問はありません。

木曜日, 9月 28, 2006

メタンハイドレート-期待される工業開発

朝日新聞に「今更聞けない-メタンハイドレート」と言う記事が掲載されていました。分かり易い解説ですので転載致します。

メタンハイドレートはシャーベット状の物質で火を付けると燃えることから、別名は「燃える氷」と呼ばれる。日本近海にも豊富なことから、次世代のエネルギー源になるのでは期待されている。
ハイドレート(Hydrate)とは、水分子が作る籠の中にガス分子が閉じこめられた構造になっている「水和物」のことで、メタンがガス分子の場合は分解すると体積にして約170倍のメタンガスが出て来る。
メタンハイドレートは低温で高圧な場所程、安定して存在出来る。陸上ではシベリアやアラスカ、カナダ等永久凍土地帯に集中するが、圧倒的に多いのは海底だ。世界の分布を見ると、陸に近い大陸棚海底に集中しているのが分かる。日本周辺は世界的にみても埋蔵量が豊富で、天然ガス消費量の50~250年分が眠っていると試算されている。
Hydrate
ただ、水深が500mより深い海底下に形成されているので、採掘法が問題となる。現状有望とされるのはハイドレートを分解した上で発生したメタンをパイプで回収する方法と言われている。その他の採掘法についても種々の手法が検討されているが、何れもコスト面で問題があり研究者や技術者の試行錯誤が続いている。


世界的なエネルギー資源の不足から、原油・天然ガスの市場価格が高騰して来て経済的にも問題となり、代替燃料の開発が焦眉の急となって来ました。原油に関しては、1980年代にはカナダに埋蔵される「タールサンド(砂に原油が付着したもの)」、アメリカ中部の「オイルシェール(岩石中に原油が封入されたもの)」、1990年代には南米オリゴノ河の「オリゴノオイル(半固形の原油)」も検討されましたが、工業的採掘が困難として中断されたままとなっています。近年ではバイオマス燃料からエタノール製造する「持続可能なエネルギー供給」が検討され、工業的にも稼働を開始しました。しかし、エタノール燃料は補助的なもので、従来から圧倒的なエネルギー源である「原油・天然ガス」の代替が必要で、メタンハイドレート(MH)又は天然ガスハイドレート(NGH)の工業的採掘確立が強く期待されています。


石油天然ガス資源開発機構Webページでの「メタンハイドレート」も参照下さい


このハイドレート技術は炭酸ガス固定にも活用できます。地球温暖化をもたらす空気中の炭酸ガスを炭酸ガスハイドレートとして固定し、メタンハイドレートよりメタンガスを回収すると同時にハイドレート層に注入するのです。10年程前には、単に固定した炭酸ガスハイドレートを深海の海溝に沈めようとする研究でしたが、メタンハイドレート採掘跡に注入出来れば一挙両得です。この炭酸ガスの固化方法も2050年頃までには実用化され、エネルギー確保・地球温暖化防止対策に大いに役立つとも見込まれていますが、果たしてどうでしょうか?

呉子(呉起)-尾崎秀樹(ほっき)

訳者の尾崎秀樹は実兄である尾崎秀実が関わったゾルゲ事件を究明したことで知られ、大衆文学研究家としても活躍、1999年に71才で没している。
訳者尾崎秀樹(ほつき)が思いを述べた「呉子の世界」10ページ、訳文60ページ、書き下し文30ページに過ぎない薄い小冊子ですので、あっと言う間に読了してしまいました。

呉子は戦国初期(2千数百年前)に、楚の国の宰相となった呉起の言葉を収録した兵書、孫子と共に広く読まれ、戦国末期には「家毎に孫呉の書を蔵す」(韓非子)と言われる程であった。司馬遷が史記列伝で「呉起は刻薄残暴、為に、我が身を亡う」と書きとめ、出世の為に妻を手にかけ、母の葬儀にも参列しない権力亡者の様に言われ、非情の兵家とみなされて来た。
郭沫若は「十批判書」(邦訳名「中国古代の思想家たち」)の中で、呉起の業績にふれ、その不幸は楚の悼王の死があまりに早かったことにある。もし悼王の死が遅れて、5年或いは10年の期間が呉起に与えられていれば、全てが安泰となり、秦の基礎を築いた法家である商鞅にも劣らぬ功績を認められたかも知れない。呉起の覇業が楚国で成功していれば、中国統一と言う偉業も又秦人の手に帰することは無かったであろうと評価する。
孫子と並んで呉子が、現代経営戦略の宝典とされる言われは、表面的には戦略・戦術を説いても、その基底には人間を見る普遍的な認識があり、多少の差はあれ戦争を罪悪とみる反省があって、その倫理的意識が平和への悲願を裏に秘めていたことも見落としてはなるまい。


孫子・呉起列伝-「史記」司馬遷 日記はこちらです

水曜日, 9月 27, 2006

子供が減って何が悪いか-リサーチ・リテラシー

近頃年金改革で問題となって少子高齢化を論じた軽い読み物だと思っていたのです。論点が重複したり、主張の展開方法が雑だと思われる所も見受けられますが、新書版にしては割合読み応えのあるものでした。特にリサーチ・リテラシー(Research Literacy)を発揮して、公表少子化データの誤りを指摘している所は迫力がありました。
結論的には、「少子化対策としての子育て支援や育児支援は正当化されず、年金制度設計は低出生率を前提とした上で,少子化がもたらす負担は,特定のライフスタイルや特定の世代に集中しない形で分配すべきだ」となるですが、従来公表されている「男女共同参画的な少子化対策が出生率は回復する」が夢想に過ぎないことを看破していること等は非常に興味がそそられることになりました。
子供が減って何が悪いか-筑摩新書(赤川学 著)
世に溢れる世論調査や統計的データの中には胡散臭いものが相当含まれている。そのようなデータ類を批判的に解読するリサーチ・リテラシー(Research Literacy)が提唱されている。リサーチ・リテラシーとは国や報道機関が公表したことなら事実に違いないと信じる「素朴な人」の段階を超えて、データに対して疑いの目を向け、相対的に妥当な統計とそうでないものを区別できる「批判的な人」になることを目標としている実践教育である。
男女共同参画型夫婦が不遇だから少子化が進むなんていう馬鹿馬鹿しい雰囲気を醸し出しているのは、マスコミとか政府関係者とかの言説であって、いくらその層を支援しても晩婚・非婚の解消には繋がらないし、夫婦出生力の低下への歯止めとしても限定的な効果しか無い。

著者は社会学を専攻する大学助教授であり、少子化問題については素人であると告白していますが、その専門分野で使われるリサーチ・リテラシーを駆使して少子化問題についての公表データ・結論等が間違っていると指摘するのは小気味良いのです。その為か、アンチ・フェミニズムの保守派と詰られて一般公表するのも躊躇したらしいのですが、一石を投じる意義はあると出版に踏み切った経緯もあとがきに述べられています。
この手の本は往々にして予見を持って読まれることが多いのですが、この本は虚心坦懐に読むことが求められそうです。著者の言うリサーチ・リテラシーの立場からすれば、この本自体を批判的に読むことも許されるのでしょうし、又逆に、無批判に受け入れること無く読み進めば多くの論点において一読に値する内容を備えた本だと思われました。

グーグル Google 既存ビジネスを破壊する-文春新書

近頃グーグル(Google)の検索エンジンの凄さを認識しています。
楽天ブログのニックネーム“カーク船長4761”で検索すると455件が表示されるが、プロバイダ契約しているBiglobeサーチでは343件となりそれ程の差を感じません。
それではと、楽天ブログのコード“kirkhanawa”で検索すると、Googleで2200件表示されるのに対し、Biglobeでは189件に過ぎず、マイクロソフトMSNサーチでは僅か20件で、圧倒的な検索結果の差となって出て来ます。
グーグル(Google)では、他のポータルサイトよりもデータベースが多量で、しかも「ページランキングテクノロジ」と言う新しい手法で、検索エンジンを駆使しているらしいのですが、下記の書籍に次のように解説されています。

「グーグル Google 既存ビジネスを破壊する」-佐々木俊尚(文春新書)

グーグルの考えた手法は、リンク元がヤフーやMSN等のきちんとしたサイトで無いと評価しない。この手法は従来の悪辣なリンクファームで汚されていた検索機能を蘇生させ、「グーグルの検索結果は的確」と人々に評価される様になった。
そして検索エンジンがインターネットの隅々まで浸透し、単なる情報収集の道具から「ナビゲーション」として使う様になった。


著者の佐々木俊尚氏は1961年生まれで、毎日新聞社、アスキーを経てIT企業関連の取材フリージャーナリストとして活躍、最近その関係の著書が多数となっています。

多くの人はグーグルを検索エンジン企業だと思っているが、今やその考え方は間違っているかも知れない。収益構造をみると「巨大な広告代理店」になりつつあるのだ。
グーグルは次々と無料サービスを打ち出し、アドワーズ・アドセンス広告で莫大な収益を維持し、既存ビジネスを破壊している。
グーグルニュースは新聞社・テレビ局等のマスメディアを破壊し、グーグルネットは通信企業を、グーグルオフィスはマイクロソフトの収益源を奪い取りつつある。


しかし、民間企業で収益性を追求することで、政府権力に妥協する弱点も指摘する。

アメリカ政府の圧力でGoogle Earthでは沖縄基地周辺の精密衛星写真は見られず、又、中国政府の要請で中国国内の検索エンジンでは「天安門事件」は結果表示無し、と改ざんした様で政治圧力への弱さには驚くしかない。
あとがきでは、インターネット社会の光と影も指摘しています。

グーグルは新しい秩序の中で、全てを司る強大な「司祭」になろうとしている。それは新たな権力の登場であり、人々がひれ伏さねばならなくかも知れない。
しかしグーグルも単なる私企業でしかなく、何時買収され、或いは破綻するか分からない。
インターネットが進化し、グーグルが退場することがあっても、恐らく他の企業がすぐさま「第二司祭」として君臨することになるだろう。
日本の既存マスメディアがインターネット社会への無理解を晒しているが、グーグル的な権力は世界を覆いつつある認識を、我々はきちんと持たなければならない。


新書版ですが、時宜を得た一冊でした。

サハリン2(Sakhalin)事業認可取消

「サハリン2」は、石油大手シェル55%・三井物産25%・三菱商事20%の出資比率で設立された「サハリン・エナジー社」が推進しているプロジェクト、ロシア初の液化天然ガス(LNG)年間960万トンの生産を2008年に目指す計画です。
この生産量は日本のLNG輸入量の15%に相当する規模で、天然ガスの大量購入を予定しているエネルギー各社は、調達計画の抜本的見直しが必要となります。
ロシア政府は世界一豊富な石油・天然ガス埋蔵量を梃子にエネルギー大国として、強硬なナショナリズム戦略を展開しつつあります。旧ソ連邦の同胞国であったウクライナへの天然ガス禁輸措置、ウクライナ政府の西欧寄り政策の転換を強要しています。
日米同盟を強化しつつある日本には、北方領土の返還阻止ばかりか、領海近辺での漁船への発砲死から拿捕となり、遂には天然ガス禁輸措置を発表するに至りました。

国力が弱体化していた前エリツィン政権時代に結ばれた開発協定は、現在強大国ロシアには不利として、全面的にロシア有利な協定再締結を主張するのが狙いだと見ています。

火曜日, 9月 26, 2006

IP電話の不具合

我が家の電話は、昨年5月からパソコン用光ケーブル設置工事と同時に、従来の銅線電話からIP電話に変更しました。
しかしながら、音質に問題があり、Fax兼用の親機レシーバでは音の途切れが顕著で聞き難い場合が多く、無線子機で通話をすることで対応して来ていました。
新しい技術ですから初期不具合もあり、その内改善されるものと期待していたのですが、そうでは無い様です。

9月19日は酷いものがありました、どうも電話を受けているらしいのですが呼び出し音が不調なのか、繋がりません。
幸いにもFax兼用電話には通信履歴機能がありますので、それを確認して、掛かって来た相手の方にかけ直したのですが、今度はこちらからもどうも発信しないのです。何回かトライして、漸く繋がったのですが、声にエコーが掛かった感じで聞き取り憎いのです。

謝りながら、話してみますと「10回以上呼び出し音を確認したのですが、出ないので留守かと思いました」とのことでした。デジタル時代は機能過多の為かどうも複雑脆弱で、改善努力もされていなかったのです。

これ以上障害が続く様でしたら、従来のアナログ銅線固定電話に戻すことも検討しなければいけません。

Google Earthの3次元画像

Google Earth はVersion4版、Download無料のFree版 でもアメリカだけで無く、世界各地の3次元画像を見られる凄いソフトになって来ました。
しかも、地図製作会社のゼンリンも協力し、場所検索に日本語入力も可能になって、使い易いのです。

東京は大都市ですので、市街地での建物の3D表示は見事と言う外ありません。
私の現在住んでいる所は郊外ですが、2階建てのタウンハウスも3D表示されるので驚きました。

それではと、昔住んでテキサス州ヒューストン市郊外を見ましたら、3D表示されないので。これにも驚いてしまいました。田舎だと判断されているのでしょうか?

Google Mapsと異なり、Google Earthは地図と連動していませんので、土地不案内の地域では、特定場所を絞り込むのが難しい難点はありますが、3次元画像はそれを凌駕する程魅力的です。