木曜日, 7月 05, 2012

最後の未確認素粒子「ヒッグス粒子」の発見

「神の粒子」と呼ばれ、最後の未確認素粒子とされ、星や生命などの誕生の源である「ヒッグス粒子」の発見に王手が掛ったと言うことです。 欧州合同原子核研究機関(CERN)は、「ヒッグス粒子とみられる新たな素粒子を見つけた」と発表した。 ヒッグス粒子はすべての物質に「質量」を与えた粒子で、神の粒子と呼ばれている。存在が確認されれば、宇宙の成り立ちの解明につながると注目されている。スイスにある巨大な装置で実験を行った結果、ヒッグス粒子とみられる粒子を99.99998%の確率で観測したとしていて、「発見に向けて王手」ということで、現代物理学は新たなステージに突入する。 壮大な宇宙論と素粒子物理論が結びつくのではとロマンを誘う話題ですが、工学技術者である私には、質量とは考える前の前提条件でしかなく、将に「猫に小判」、解説を読んでもなかなか理解しにくいものがあります。 宇宙が誕生した137億年前のビッグバンの瞬間、ヒッグス粒子を含むあらゆる素粒子は光速で飛び回っていた。しかし約100億分の1秒後、宇宙が急膨張したことで冷やされ、水蒸気が水になるような「相転移(そうてんい)」という急激な変化が起きた。その時、飛び回っていた素粒子の周りにヒッグス粒子が結露のようにまとわりつき、素粒子は水の中を泳ぐように動きづらくなった。この「動きづらさ」が質量と考えられている。 宇宙誕生の大爆発(ビッグバン)以来、137億年間未だに膨張が止まらないとされる宇宙であり、質量保持するべく今でも地球を含めて宇宙にはヒッグス粒子が充満してとのことですが、その謎にも挑むことが出来るのでしょうか?

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