トーマスマンの十戒Das Gesetzは次の様な冒頭文で始まります。
Seine Geburt war unordentlich, darum liebte er leidenschaftlich Ordnung, das
Unverbrüchliche, Gebot und Verbot
彼の生まれは不規則だったことから、秩序、特に確固たる戒告とか禁止とかに忸怩たる思いもありながらも、残念なことに愛することになりました。
19才のドイツ講義でのTextで、何処まで読み進んだか、記憶の抽斗には残っていませんので判然としませんが、此の冒頭文は60年経った今でも思い出すことが出来ますが、講師の氏名も思い出すことは出来ません。
この作品は第2次世界大戦の最中の1944年に刊行された小説で、1961年の講義時点では古典としては分類されていなかったのでしょう。
旧約聖書の出エジプト記第2章には次の様に書かれています。
レビの娘を娶った。女は身ごもって、男の子を産んだが、その麗しいのを見て、3月の間隠していた。しかし、隠しきれなくなったので、パピルスで編んだ籠を取り、子をその中に入れ、ナイル河の岸の葦の中に置いた。その姉は、彼がどうされるのか知ろうと、遠く離れて立っていた。時にパロの娘が身を洗おうと、川に下りて来た。葦の中に籠のあるのを見つけ、開けてみると子供がいた。「この子はヘブル人の子供、ヘブルの女に乳を飲ませる様にしてください。その報酬は払います」として、成長を見守ることにした。成長した子は、パロの娘に連れて行かれ、その子となり、モーセと名付けた。
金曜日, 8月 28, 2020
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿